映像制作とは?動画制作の違いや基本のポイント

マーケティング

動画マーケティングが流行する今、動画制作と映像制作を同じものだと考える人は多いのではないでしょうか?しかし、映像制作と動画制作は違うのです。自社はどちらのタイプのビデオをつくる必要があるのか、映像制作と動画制作の違いを見ながら考えていきましょう。

映像制作と動画制作の違いとは?

ワンメディア株式会社代表取締役の明石ガクト氏は、自著「動画2.0 VISUAL STORYTELLING」で、動画と映像は全く違うものだと定義しています。動画、映像をきちんと理解するためには、「Information Per Time (IPT)」、つまり、「一定時間に対する情報の量」という概念を知ることからはじまります。同じ時間のビデオでも、そのなかにどれほどの情報量が含まれているかを比較することで、そのビデオが映像なのか動画なのかが理解できるというのです。

明石氏によると、動画はIPTが高く、映像はIPTが低いと定義しています。つまり、動画には情報量が凝縮されており、映像はその逆ということです。動画は情報量が多いため、顧客の「スキマ時間」に効率よく企業が伝えたい情報を届けることができますが、企業のブランド性を伝えることはできません。一方で、映像は情報量が低いものの、企業の世界観(ブランド性)を表現することができるというメリットがあるのです。

香水会社のビデオを例として考えてみましょう。
香水のつけ方をまとめたビデオは「動画」となります。短時間で顧客層に香水の使い方という「情報」を伝えることにより、商品の訴求を図るからです。いかに簡潔に、視聴者に伝えたい情報を届けられるかが重要となります。

一方で、香水ブランドの世界観をまとめたビデオは「映像」と識別されます。その世界観のなかには「情報量」は少ない一方、ブランド性を顧客に伝えることができるためです。海外香水ブランドのコマーシャルが良い例といえるでしょう。

映像制作の基本的な流れ

良い映像コンテンツにするには、綿密に計画して制作されなければなりません。制作にあたる際は、まず映像に求める目的を定めることが大切です。目的を決める際には、映像を誰に向けて制作するのかということも吟味しましょう。
目的やターゲット顧客が定まったあとは、その目的を達成するためには映像はどこでどのように流すことが効果的かを考えましょう。映像を流す媒体を先に考えることで、映像のメッセージ性にいかすことができます。

次に、企業がすでに持っている顧客情報から顧客の心理状況をしっかりと把握します。「どのようなことを企業に求めているのか」「どのようなコンテンツに反応するのか」といった点を、過去のデータから分析するのです。分析結果から、映像のメッセージ、ストーリーラインなど、クリエイティブプランを制作するためのヒントが見つかります。
実際の制作場面では、計画どおりの映像になっているか、メッセージ性に一貫性があるか、映像の質は最大限に保たれているかといった点を念頭に入れて制作に挑みましょう。

映像制作の費用とは?

では、映像制作にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。先述したとおり、映像制作を行う際にはさまざまな視点からの分析はもちろん、ストーリーラインやメッセージの一貫性などクリエイティブ面でも熟考することが必要となってきます。
動画制作はクラウドソーシングやフリーランスを使うことで、費用は数万円から行うことができますが、映像制作は専門性が高く、映像制作会社に委託するのがおすすめです。映像制作会社を使うことにより、制作費は動画制作よりも高額になる傾向があります。

違いを理解して制作を

動画と映像の違いを理解できたでしょうか。目的の違いを理解することにより、自社の動画マーケティングにはどちらが必要なのかが見えてくるはずです。費用面の比較検討も行い、自社に必要なビデオはどちらになるのかを吟味したうえで、制作にとりかかりましょう。

 

参考: