かつては映像を見ると言えばテレビしかありませんでしたが、現代はパソコンだけでなくタブレット端末やスマートフォンでも手軽に映像作品や動画を閲覧できるようになりました。また、YouTubeの登場によって特別な機材や資格がなくても誰でも映像を制作し、全世界に公開できる時代も訪れました。そして近年では、最大手のYouTube以外にも動画配信プラットフォームが続々と登場しています。それぞれどんなメリットがあるのか、どんな用途に向いているか、詳しく解説します。 動画配信プラットフォームとは? 一般的に動画配信プラットフォームとは、動画を再生するプレーヤーがあり、動画ファイルを管理するシステム、配信に合わせたフォーマットを作成する機能、再生端末に合わせて動画を変換する機能などを持ち合わせたものを指します。YouTubeを代表とする無料で利用できるものと、有料で機能性や柔軟性が高く、多くの企業で採用されているものの両方がインターネット上でリリースされています。 また、多くのプラットフォームでテレビの生放送のようなリアルタイムのライブ動画を配信することができ、視聴者に向けて広告を配信することも可能です。 無料と有料の動画配信サービスの違い 有料プラットフォームの大きなメリットとして挙げられるのが、セキュリティーの高さです。配信するコンテンツをしっかりと守りたい場合に向いています。セキュリティーがしっかりしていないと不正にダウンロードされ、ほかのサイトに無断でアップロードされるといった事態が容易に想定されます。 反対に、無料のプラットフォームの方が「バズる」「バイラル」などの口コミで広がっていくことを狙った動画に向いています。TwitterやFacebookなどの大手のSNSを通じて圧倒的に拡散されやすく、告知や広告としての機能性が高いと言えます。しかし、コンテンツの保護を重要視する場合には適していないでしょう。 著作権コントロール、無断転載などの対策をしたいのであれば有料の方が向いており、動画によりマネタイズを考えている場合も有料の方が課金型や広告型などの仕様や設定をコントロールしやすいです。無料のプラットフォームは、コンテンツプロバイダー側からは広告をコントロールできない場合があります。 動画配信システムを選ぶポイント 有料の動画配信プラットフォームを選ぶポイントとして挙げられるのは、以下のようなことです。 マルチデバイス対応 各種の異なるデバイスでも適切に動画が再生できることが重要です。現在はユーザー側がパソコン以外のディスプレイで視聴していることを前提に動画を提供することは必須事項です。テレビやスマートフォン、タブレット端末でも、ストレスフリーな動画を提供できる仕様を選びます。 アフターサービスの対応 有料で提供されるプラットフォームは無料のものよりカスタマーサービスが整っていることが多いですが、分からないことをきちんとサポートしてもらえる体制が整っているかどうかを確認しましょう。技術的な部分もカバーしてもらえるか、テクニカルサポートの有無も大きなポイントです。 コストパフォーマンス どのようなマネタイズプランが用意されているかも確認します。従量課金制や定額課金制などがありますが、配信する動画の内容によって適した課金方法が違うので、より良い効果が出るものを選択します。 配信方式 動画の配信方式にも、ダウンロード配信、プログレッシブ配信、ストリーミング配信などいろいろあります。それぞれ長所と短所があるため、配信内容に合うものを提供してもらえるプラットフォームを選びます。 動画に合わせて適切な動画配信プラットフォームを採用する 無料で利用できる動画配信サービスにも有料のシステムにもそれぞれ違ったメリットがあります。配信したい動画に合わせて、動画配信プラットフォームを選択し、きちんと活用して、顧客や消費者にしっかりと心のこもったメッセージが届くようにしましょう。 参考: 動画配信プラットフォームとは?YouTubeとの違いと知っておくべき基礎知識|LISKUL 動画マーケティングとは|動画制作メリット・デメリット・最新事例・動画広告市場規模|ボクシルマガジン 動画配信プラットフォームとは?YouTubeとの違いとそのメリットに注目|プルークスの動画アカデミー
3月22日(金)に、「広報・マーケ担当者必見!CM制作のプロが教える動画制作のポイントと活用事例・スマホ動画撮影術」 と題して、当社にて動画活用勉強会を開催。 当日は、15名の広報・マーケティング担当者の方にお越しいただき、実際に動画制作の体験も行なっていただきました。その様子をレポートします。 ・費用を抑えて高品質なものを作りたい ・費用も時間もかけずに日々の広報活動で使用したい ・動画制作のプロジェクト進行がうまくいかない ・他社の活用事例が知りたい こんな悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。 そこでCM制作の現場でも経験のある当社のメンバーのたちが、最新トレンドに合わせて、動画制作のポイントや、社内でプロジェクト進行するにあたって気をつけることなど、皆さんのお悩みに答えました。 まずは代表の石田から、動画について座学で少しお話しさせていただきました。 動画はなぜ伝わるのか? 一家に一台のテレビから始まり、今は一人一台のスマホ時代。 テレビから流れるCM動画を受動的に見ていた時代から、自分で操作し能動的に好きなものを選択して見れるようになりました。現代では、個々人の興味関心を理解したパーソナライズ化された動画が好まれる傾向にあります。 どのように動画を始めるのか 今回は広報担当者およびマーケティング担当者向けの勉強会ですので、2つに絞りお話しすると、広報ではプレスリリースや採用広報、SNS運用などで使用されることが多いかと思います。また社内広報として、イントラネットで定期的なお知らせを投稿する際にも使用できます。 マーケティングでは、認知やリード獲得、またファン化に用いられることが多いです。 これらを外注or内製どちらにするかの判断基準などを詳しくお話しし、インハウス化している1ROLL事例をご紹介しました。 動画制作の進行の肝 実践編 次に、当社のアートディレクターの福尾から、動画制作を内製化する際のポイントなどをお伝えしました。 そして本日のメインカリキュラム。 参加者の皆さんが3チームにわかれて、実践です! Aチームは、使用機材はスマホ&スタビライザーと照明を使用しました。 Bチームは、スマホ&ピンマイクとレフ板を使用しました。 Cチームは、iPadにマイクと三脚を使用しました。 制作動画のテーマは、1ROLLの社内広報テンプレを使用し、この勉強会イベントの報告動画を制作してみました。 レビュー 3チームの動画を発表!はじめて動画制作をされる方も多い中、30分程度の短い時間でしたが各チーム個性あふれる動画になりました。 イベント参加者の表情や体験の様子と、広報担当役の方からコメントが入った動画を配信することで、文章では興味を持たれなかったコンテンツを魅力的に伝達することが体験いただけたと思います。 質疑応答 質疑応答を少しだけ公開しちゃいます! Q:動画はどのくらいの長さがいいのか? A:配信先や目的にもよりますが、基本的には短いほど良く、伝えたいことを伝える最低限の長さがベストです。インハウスで動画作成する際は、1分以内で1テーマを伝えることを推奨しています。 Q:効果測定はどうする?時間とお金をさく場合の社内での目安が知りたい。 A:目的によって異なります。 ・ブランディングや認知獲得であれば、視聴回数、視聴完了率、再生単価等をKPIに。 ・集客や応募獲得であれば、動画視聴からの成約率や獲得単価をKPIに。 外注か社内かは、動画マーケティング戦略シート等を使って、事前に必要な動画コンテンツとその費用対効果を考えて判断されるのが良いと思います。 広報の動画活用はプレスリリース、SNS、社内広報からはじめましょう 企業の広報やマーケティングでの動画活用は5G時代の到来に伴い、注目度が高まっています。広報での動画活用は、プレスリリースやSNS運用、社内広報での動画活用の事例が増えています。 1Rollでは、4/25まで「#平成最後のイイね」で動画作成投稿ができる無料体験キャンペーンも実施しております。関心のある方はエントリーしてみてはいかがでしょうか。
インタビュー動画は、企業の動画SEOとして最も人気が高いコンテンツのひとつです。 手っ取り早くHPに掲載することができ、視聴者(ユーザー)にダイレクトに自社、あるいはサービス、商品の魅力を伝えることができます。 また、SEO効果も見込めます。特にYouTubeはGoogle傘下のサービスであるため、動画コンテンツを公開することで検索時の上位表示に直結する場合があります。 今回は、インタビュー動画の目的別のメリット、動画制作の注意点や撮影時のポイントなどを紹介します。 目的別に見るインタビュー動画のメリットとは? 漠然とメリットを考えても、なかなかインタビュー動画制作のメリットが実感しづらいかもしれません。そのような場合は、目的別に考えてみるとイメージしやすくなります。 企業の信頼感を高められる経営者インタビュー 経営者自ら、経営理念や会社のビジョン、創業秘話、サービスの魅力などを語ることで、顧客や取引先などからの信頼を得る効果が期待できます。表情や雰囲気などから人柄や熱意が伝わりやすいのは動画ならではのメリットです。また、採用時に入社希望者が入社意欲を高める効果も期待されます。 新卒採用や一般消費者にダイレクトに訴えられる従業員インタビュー 採用PRや広報のために、従業員インタビューを活用する企業が増えています。現場で働く従業員が仕事の内容や自社の魅力を語ることで、文字のコンテンツよりも臨場感のある情報を学生たちに伝えることができます。 ほかに、企画部の担当者が商品開発秘話を語るインタビュー動画は顧客に商品を身近に感じてもらえるというメリットがあります。 効果的に販促が行える利用者インタビュー 実際に商品を使用しているユーザーにインタビューをして、商品の魅力を見込み顧客に訴求する手法です。購入を迷っている見込み顧客の背中を押す効果が期待できると同時に、インタビューに答えているユーザーにも、魅力を語ることで商品の良さをさらに強く実感してもらえるマーケティング面での効果が期待できます。 訴求効果を高めるために、インフルエンサーを起用する事例も多く見られます。 インタビュー動画制作の注意点とは? インタビュー動画を制作しただけで満足しては意味がありません。期待される効果を最大限に発揮するために押さえておくべき注意点について紹介します。 テロップ(字幕)を入れる インタビュー動画の視聴者が無音(サイレント)で動画を視聴している可能性があることを意識して、音声が無くても大まかなインタビュー内容が分かる程度の字幕を入れましょう。音声が出力される場合でも、字幕がある方が伝わりやすく、内容を強調する際にも効果的です。 また字幕を載せるスペースを確保するために、インタビュー対象者を左右のどちらかに寄せる、アップに寄り過ぎないなど、撮り方の工夫をするとよいでしょう。 マイクを準備する 撮影時には、マイクを使用しましょう。一眼レフやスマートフォンで撮影した場合、音質が著しく悪くなる場合があり、低音質のせいで動画コンテンツが視聴されないリスクが高まってしまいます。音質が悪いせいでインタビューの内容が聞き取れなかったり、ノイズが入ったりしてしまうことは見る人にとって大きなストレスになってしまうためです。購入、もしくはレンタルをして無線マイクを使用すれば、音声を直接カメラで拾うことができるため、クリアな音質のインタビュー動画を公開できます。 質問内容と伝えたいことをあらかじめ共有しておく インタビュー動画が効果を発揮するには、伝えたいメッセージをきちんと話してもらわなければなりません。カメラの前で話す緊張感や、インタビューへの不慣れさなどから、伝えるべきことを言い忘れてしまったり、うまく伝えられなかったりしてしまうケースは少なくありません。あらかじめ、質問内容と伝えたいことをインタビュアーとインタビュー対象者で共有し、伝えたいことから逆算してインタビューの構成を考えるのが理想的です。 高品質なインタビュー動画撮影のポイントとは? 良質なインタビュー動画を制作するための、動画の撮り方のポイントについて紹介します。 目線はカメラから外すのが基本 インタビュー対象者がずっとカメラ目線で話を続けていると、視聴者に対して圧迫感を与えてしまうため、一般的なインタビューでは目線をカメラから外します。インタビュアー、インタビュー対象者、カメラを結んだラインが三角形になるような配置で撮影を行うと、インタビュアーがターゲットとなることで目線が定まりやすくなります。 アングルは水平が一般的 インタビュー対象者を撮影するときの角度については水平が一般的です。見慣れた角度であることから、親しみのある公平感を感じる角度になります。俯瞰(ハイアングル)は人物を小さく見せる効果があり、下からのあおり(ローアングル)は迫力が強調されます。 映像が単調にならないように注意する インタビュー動画の場合、動きが出しづらいのでどうしても映像が単調になってしまいがちです。映像に動きを出すには、「寄り」と「全体」の使い分けや複数のアングルからの撮影が効果的です。 インタビュアーは相づちを打たずにリアクションをする 動画にインタビュアーの相づちが入ってしまうと、インタビュー対象者と声が重なり聞きづらくなってしまうため相づちは厳禁です。ただし、まったくの無反応はインタビュー対象者が話しづらいため、黙ってうなずくといったような、音の出ないリアクションを取りましょう。 撮影はリラックスした雰囲気で インタビュー対象者の緊張が和らぐよう、できるだけリラックスした雰囲気で撮影を行えるように工夫をしましょう。例えば、本題に入る前に雑談をしたり、カメラのONによって緊張のスイッチが入らないように最初からカメラを回しておいたりするなどの対応が効果的です。 インタビュー動画の作成はアプリがおすすめ インタビュー動画は、顧客や取引先からの信頼性向上や、新卒採用の際の学生への訴求、自社商品のマーケティングなどの目的に非常に効果的です。動画はコンテンツとして比較的手軽に制作し、自社のHPに公開できることから、近年非常に注目を集めています。 制作会社への依頼や動画制作アプリの活用などによって、さらに手軽にインタビュー動画を作成できます。インタビュー動画に興味のある方は、簡単に動画の作成や配信ができるアプリの利用がおすすめです。 参考URL: 動画がなぜビジネス活用できる? 顧客満足度向上につながる理由とは | 業務改善のヒント満載 お役立ちコラムKDDI株式会社
人々の趣向や生き方の多様性が重視される近年では、よりターゲットを絞った「One to Oneマーケティング」が良いといわれています。そのため、顧客の趣向や属性に合わせて動画を生成するパーソナライズド動画市場が注目されています。パーソナライズド動画導入のメリット・デメリットを紹介します。 パーソナライズド動画とは? 消費者の価値観が多様化するなかで、マーケティングもすべての人を対象とした手法では届きにくくなってきました。よりターゲットを絞ったマーケティングをしていく時代に変化しているのです。そこで注目されているのが、パーソナライズド動画です。 パーソナライズド動画とは、ユーザの属性に配慮してカスタマイズされた動画のことです。Web閲覧履歴、顧客属性、契約履歴、購買履歴、利用履歴などの個人データにもとづき、動画や画像、文字、音声などを駆使してユーザの興味をひく動画を生成します。 個人でパーソナライズド動画を制作することも可能ですが、ユーザが多い場合、それぞれの趣向に合わせた動画をつくることは困難です。そのためツールを活用するか専門の業者に依頼するのが一般的です。 パーソナライズド動画導入のメリット・デメリット パーソナライズド動画を導入するメリットは、ユーザが「自分ごと」としてとらえやすい動画を作成できる点にあります。また、自分の趣向に合った情報が得られ、動画内で自分の名前が表示されたり呼ばれたりするため、目にとめてもらいやすくなります。そのため、メールマーケティングやショートメッセージの強化、対面営業支援、さらにメディアのマイページや見積もりページの強化などにも活用可能です。 デメリットとしては、個人情報を利用するためユーザが不快感をおぼえる可能性があるという点でしょう。 パーソナライズド動画導入の活用法 パーソナライズド動画は、実際にどのようなシーンで採用され、どのような効果をあげているのでしょうか。導入事例からその活用法を探ります。 明治安田アセットマネジメント株式会社 同社が提供する資産形成支援サイト「ロボアド&シミュレーション」に、パーソナライズド動画を導入しています。「ロボアド」とは「ロボットアドバイザー」の略で、インターネット上でユーザがいくつかの質問に答えると、最適な投資プランなどを教えてくれるサービスです。この機能のほか、「ロボアド&シミュレーション」には、将来の見通しを計算シミュレーションする機能も備わっています。パーソナライズド動画は、ロボアド機能の最適な資産配分をユーザに説明する箇所に使われています。ユーザの趣向を判断したうえで情報が提供できるパーソナライズド動画を、3,600パターン作成しオウンドメディアに組み込んだのです。 資産形成シミュレーションをより自分ごとに感じ、納得が得られる内容とすることに成功しました。 Sass Global Travel スポーツに特化した旅行会社SGT(Sass Global Travel )のパーソナライズド動画マーケティングのケースです。同社はこれまで、通常の動画入りニュースレターを配信していましたが、動画のクリック率が思わしくないという課題を抱えていました。そこで動画の合い間に顧客名が挿入されるという、顧客情報を利用したシンプルな動画を作成。最後に「さあ、(顧客の居住地)を脱出しよう!」という旅行会社ならではのメッセージを添えた動画に仕上げたのです。ニュースレターで配信したところ、動画クリック率はこれまでの10倍を上回る数値となりました。 このように、パーソナライズド動画は、顧客へ直接届くニュースレターでも効果が得られることがわかります。そのためニュースレターやDM配信をしている企業との親和性が高いといえます。 良いパーソナライズド動画をつくるには、どうすればいい? パーソナライズド動画の導入を成功させるためには、顧客の正しい情報を知ることが必要です。また、自社でコツコツと作成することも可能ですが、パーソナライズド動画を自動生成するサービスを提供する企業を利用すると時間の節約ができます。ぜひ、パーソナライズド動画の導入を検討してみてはいかがでしょうか。国内ではあまり目にしない今だからこそ、より高い効果を得られる可能性があります。 参考: OneDouga導入企業インタビュー~明治安田アセットマネジメント株式会社~ 約3,600パターンの動画をオウンドメディアに組み込み、 資産形成シミュレーションに納得感をプラス!|OneDouga パーソナライズド動画とは?成功事例や活用方法をご紹介|Hint Clip
スマートフォンを持っていることが当たり前となった現代において、動画配信は大きなメディアかつ有力な宣伝媒体になっています。そのなかで、ストリーミング技術を利用した「ストリーミング配信」は動画を視聴者に届ける仕組みのひとつです。データ量の多い動画も手軽に見てもらえるようになったのは、この技術のおかげといえるでしょう。ストリーミング配信について詳しく解説します。 ストリーミング配信とは? 従来は動画をインターネット上で視聴する場合、使用するパソコンなどにすべてのデータをダウンロードする必要がありました(ダウンロード配信)。しかし、ストリーミング配信が利用されるようになったことで、その必要はなくなりました。ストリーミング配信とは、ダウンロードと同時に動画や音声の再生を行う技術を利用した配信のことです。細かく区切られたデータをパソコンなどに「受信」し、「再生」「再生されたデータの破棄」をくりかえします。この再生方式によって、データ容量の大きい動画でもダウンロードを待つことなく視聴が可能になったのです。また、ストリーミング配信ではキャッシュにデータが残らないため、配信したコンテンツを保護することが可能です。 現在ストリーミングは、「オンデマンド配信」と「ライブ配信」が主流です。オンデマンド配信では、サーバにアップロードされた動画(ストリーミングメディア)に、ユーザが自分の好きなタイミングでサーバにアクセスして、自由に再生できます。ライブ配信は、撮影された映像を次々にストリーミング配信に対応したデータに変換し、インターネット上でリアルタイムに配信する、テレビの生中継に似たスタイルの再生方式です。 ダウンロード配信とプログレッシブ配信との比較 前述のとおり、ダウンロード配信は以前から存在していた技術で、再生するにはすべてのデータをダウンロードしなくてはならないタイプの動画配信方法です。ストリーミング配信と異なり、動画を再生してもデータが破棄されることはなく、再生したデバイスに残ります。比較的容量の少ない動画には向いているといえます。一度ダウンロードしてしまえば、インターネット接続していない状態でも動画を再生することが可能です。 プログレッシブ配信は「疑似ストリーミング」といわれています。ストリーミング配信と同様に、データをダウンロードしながらの再生が可能ですが、ストリーミング配信と異なり、データが破棄されません。視聴する端末に動画を再生するための特別なファイルやシステムが必要なく、ストリーミング配信と比べてコストがあまりかからないため、規模の大きい配信に向いています。YouTubeに代表される無料配信サービスも数多く提供されています。 ストリーミング配信を活用する ストリーミング配信では、データが視聴者側の端末に残りません。この仕様から、「違法ダウンロード」や「転載、二次使用(権利の所有者の許可なく無断でほかのサイトにアップロードする)」などに対抗する手段として有効な配信方法といえます。コンテンツの保護という観点から、安全な配信が必要な場合に重宝します。 一般的に、企業や個人がストリーミング配信を行うには、有料である場合がほとんどです。また、動画配信を円滑に行うことができる回線量を備えた、ストリーミングサーバを用意する必要があります。 ユーザ側、視聴者側の大きな利点としてはダウンロードの待ち時間が少なく、すぐに視聴が可能という点が挙げられます。動画を再生中に早送り、巻き戻し(早戻し)も可能で、好きな部分だけを視聴できるのです。また、使用する機器に、ダウンロードデータを保存するための大きな容量は必要とされないというメリットもあります。 ストリーミング配信で動画を活用しよう あらかじめ動画をアップロードしておけば、ユーザが好きなタイミングで視聴することが可能で、コンテンツ提供側がリアルタイムに配信することもできるのがストリーミング配信です。動画配信はテレビを超えるメディアになりつつあります。ストリーミング配信は、インターネットの世界でたくさんの情報を視聴者に向けて、映像というわかりやすいメッセージをダイレクトに発信できるおすすめの方法です。特に実況中継がメインのコンテンツや、たくさんの動画をライブラリ化したいときなどに有効です。 参考: ライブ配信とは|リアルストリーム 動画の配信方法|ストリーム配信のメディアイメージ ストリーミング配信とは|法人向けストリーミング動画配信メディアステーション
動画マーケティングが流行する今、動画制作と映像制作を同じものだと考える人は多いのではないでしょうか?しかし、映像制作と動画制作は違うのです。自社はどちらのタイプのビデオをつくる必要があるのか、映像制作と動画制作の違いを見ながら考えていきましょう。 映像制作と動画制作の違いとは? ワンメディア株式会社代表取締役の明石ガクト氏は、自著「動画2.0 VISUAL STORYTELLING」で、動画と映像は全く違うものだと定義しています。動画、映像をきちんと理解するためには、「Information Per Time (IPT)」、つまり、「一定時間に対する情報の量」という概念を知ることからはじまります。同じ時間のビデオでも、そのなかにどれほどの情報量が含まれているかを比較することで、そのビデオが映像なのか動画なのかが理解できるというのです。 明石氏によると、動画はIPTが高く、映像はIPTが低いと定義しています。つまり、動画には情報量が凝縮されており、映像はその逆ということです。動画は情報量が多いため、顧客の「スキマ時間」に効率よく企業が伝えたい情報を届けることができますが、企業のブランド性を伝えることはできません。一方で、映像は情報量が低いものの、企業の世界観(ブランド性)を表現することができるというメリットがあるのです。 香水会社のビデオを例として考えてみましょう。 香水のつけ方をまとめたビデオは「動画」となります。短時間で顧客層に香水の使い方という「情報」を伝えることにより、商品の訴求を図るからです。いかに簡潔に、視聴者に伝えたい情報を届けられるかが重要となります。 一方で、香水ブランドの世界観をまとめたビデオは「映像」と識別されます。その世界観のなかには「情報量」は少ない一方、ブランド性を顧客に伝えることができるためです。海外香水ブランドのコマーシャルが良い例といえるでしょう。 映像制作の基本的な流れ 良い映像コンテンツにするには、綿密に計画して制作されなければなりません。制作にあたる際は、まず映像に求める目的を定めることが大切です。目的を決める際には、映像を誰に向けて制作するのかということも吟味しましょう。 目的やターゲット顧客が定まったあとは、その目的を達成するためには映像はどこでどのように流すことが効果的かを考えましょう。映像を流す媒体を先に考えることで、映像のメッセージ性にいかすことができます。 次に、企業がすでに持っている顧客情報から顧客の心理状況をしっかりと把握します。「どのようなことを企業に求めているのか」「どのようなコンテンツに反応するのか」といった点を、過去のデータから分析するのです。分析結果から、映像のメッセージ、ストーリーラインなど、クリエイティブプランを制作するためのヒントが見つかります。 実際の制作場面では、計画どおりの映像になっているか、メッセージ性に一貫性があるか、映像の質は最大限に保たれているかといった点を念頭に入れて制作に挑みましょう。 映像制作の費用とは? では、映像制作にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。先述したとおり、映像制作を行う際にはさまざまな視点からの分析はもちろん、ストーリーラインやメッセージの一貫性などクリエイティブ面でも熟考することが必要となってきます。 動画制作はクラウドソーシングやフリーランスを使うことで、費用は数万円から行うことができますが、映像制作は専門性が高く、映像制作会社に委託するのがおすすめです。映像制作会社を使うことにより、制作費は動画制作よりも高額になる傾向があります。 違いを理解して制作を 動画と映像の違いを理解できたでしょうか。目的の違いを理解することにより、自社の動画マーケティングにはどちらが必要なのかが見えてくるはずです。費用面の比較検討も行い、自社に必要なビデオはどちらになるのかを吟味したうえで、制作にとりかかりましょう。 参考: 動画と映像の違いって何?|会社員になれない男の生存戦略!? 伝える映像制作をするために大切なポイント|Convenience Club 映像制作の流れは?企画・コンテ・撮影・編集のワークフロー|デジハリONLINE 【映像制作の入門者向け】映像ディレクションはじめの一歩|LIG
近年爆発的な人気を集めている動画マーケティング。スマートフォン時代の今、文字だけではつかみにくい顧客の心の奥底にメッセージを届けることができると、多くの企業が組み込んでいます。しかし、実際にマーケティングに使用する動画制作を、どのように行えばよいのかわからない企業も多いようです。 今回は、動画制作において企業が抱く疑問への回答のほか、動画制作の種類や制作方法を紹介します。 動画制作に対する、よくある疑問 「動画制作」と耳にすると、あたかも映画やテレビコマーシャルのような規模のプロジェクトを想像してしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、マーケティングに必要な動画制作は、それほど複雑ではありません。動画制作に対して企業が抱く疑問について見ていきましょう。 値段が高いのでは? 動画制作には莫(ばく)大なコストが必要だと考える人も多いでしょう。もちろん、有名人を起用して大規模な動画制作を行うこともありますが、通常の動画制作は企業が考えているより少ない予算で行うことが可能です。なかには、クラウドソーシングやフリーランスを活用することにより、数万円単位で制作可能なケースもあります。 SNSの管理が大変じゃない? 「動画」と聞くと、YouTubeやInstagram上の動画を思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし、SNSは制作した動画の活用例のひとつでしかありません。企業のウェブサイト上でも、トップページや商品紹介ページなど、動画を掲載する場所はたくさんあります。そのため、SNSを使わずに動画を活用することは十分可能なのです。 制作自体が大変なのでは? 「どうやって動画を撮影すればよいかわからない」「編集ができない」と、動画制作自体が大変だと考える人は多いでしょう。しかし、動画制作で最も大変なところは実際の撮影や編集ではなく、動画自体の目的や戦略を考えることです。 つまり、企業がさまざまなデータをもとに、自社の顧客層の心に響く動画コンテンツはどのようなものかを吟味し、戦略を立てるのです。この部分が、動画マーケティングを成功に導く重要なステップとなります。 人々に好かれる動画をつくり上げることは決して容易ではありません。しかし、これらの戦略を考えるために必要なデータは、すでに企業が持っているはずです。戦略が決まりさえすれば、実際の撮影と編集はプロに任せればよいのです。また、動画制作用テンプレートを提供するサービスも存在するため、制作自体は考えるほど大変ではありません。 動画制作の種類 ここでは、多数ある動画制作の中から3種類をご紹介しましょう。 テスティモニアル テスティモニアルとは、商品やサービスに対する実際の顧客からの推奨意見です。テスティモニアル動画はとても効果的です。ウェブサイトに掲載されている文字のみのテスティモニアルは信ぴょう性が低いのに比べ、動画でのテスティモニアルは視聴者に伝わりやすいからです。 商品の使い方紹介 ECサイトを運営する企業に制作をおすすめする動画スタイルです。オンライン上では、店舗と違い実際に商品を手に取ってさわってもらうことができません。なかには商品の使い方が理解できないため、購入を躊躇(ちゅうちょ)してしまう人もいるでしょう。商品の使い方紹介動画をすべての商品ページに掲載することで、そうした顧客にも購入してもらうことが望めるでしょう。 企業紹介動画 人は、「企業」とビジネスをするのではなく「企業で働いている人」を信用するからビジネスをします。企業の成果はもちろん大切ですが、同じようなサービスを提供する企業2社を吟味する際、最終的には「この企業で働いている人と一緒にやりたい」と、人が決め手になることが多いのです。 そのため企業紹介動画を用いて、自社がどのような会社文化の企業なのか、社員はどのような人物なのかを紹介することで、潜在顧客に企業のブランドをより理解してもらうことができます。 自力で制作?それとも委託制作? 動画によっては、社内で制作することが可能かもしれません。特にテスティモニアル動画は、企業のイベントやワークショップに参加した顧客の声をその場で録画するだけで、簡単に制作することもできます。 しかし、動画自体のクオリティを上げるのであれば、動画マーケティングに長けている動画専門会社に依頼するとよいでしょう。 また、昨今ではクラウドソーシングやフリーランスの活動が活発化しています。彼らに動画制作を依頼する場合は、制作費が安くなるというメリットがあるほか、才能のある映像作家に出会える可能性も高くなります。今後クラウドソーシングは、動画制作にとってとても使い勝手の良いツールとなるでしょう。 もちろん、すべてを委託するのではなく、半分委託するような制作スタイルも可能です。自分で撮影した動画を、動画の種類に合わせたテンプレートにはめ込むだけで簡単に動画制作ができるツールもあります。このツールは、撮影はできるけれども編集が心配という企業におすすめです。 動画制作を視野に 動画制作が注目されていますが、すでに多くの企業がVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を用いたコンテンツ制作にもとりかかっています。時代に遅れないように、動画制作を視野に入れてマーケティング戦略を考えていきましょう。 参考: おすすめの動画制作サービス7選| LISKUL 企業担当者が自分で作る「動画制作」|Libec
食品メーカーのマーケティング担当者、食品EC、ネットショップ担当者の方にとって、食品の商品写真撮影は最も力を入れる業務の一つです。 ユーザーが検索した時や、商品情報ページに来訪した時に、掲示されている写真から商品の特徴や魅力を感じ取るため、商品購入に大きな影響を与え、売上も左右します。そのためには、写真撮影の前に、食品を美味しそうに盛り付ける必要があります。 そこで今回は、お菓子、麺類、果物、お酒などの食料品・飲料品を対象に、ユーザーが食べたくなる・美味しそうに見える盛り付け方を紹介します。 プロのフードコーディネーターと映像のプロがつくった盛り付け方動画を、ぜひご覧ください! まず初めに、ユーザーが食べたくなる、美味しそうな食品の盛り付け方のテクニックについて、重要な3つのポイントをご紹介します。(個別の食品の盛り付け方動画は、この後にご紹介します) 1.リアリティが何より重要 売りたい商品の味がしょっぱくて大量に食べられない場合は少量を盛る。買ってほしい人が独身であれば一人分。家族の食事を預かるママなら複数人分というように、商品の味や食べてほしい人数を想定して器を選んだり、量を盛ることが大切です。 2.器選び 器はデザイン性のあるものを選ぶと料理が映えます。選ぶ時のポイントは、夏ならすずしけな食器にするなど、季節性も考慮しましょう。また、お皿には陶器と磁器があります。陶器は温かみのある料理。磁器は涼しげな料理に使用することが多いです。お皿の下に敷くランチョンマットは、和紙や麻などで代用するのも食品によっては効果的。 3.地域性を意識して 料理、商品を盛り付ける器、あしらい等はできるだけその食品と関係のある「地域のもの」を使いましょう。 地域全体でECの物産販促を行いたい場合は、そうすることで、より「地域の顔」が見えるようになります。 ここからは、個別の食品、飲料品の盛り付け方をご紹介します。 和菓子 麺類(うどん) 魚、干物 果物(柑橘系) ご飯のおとも(佃煮) おつまみ(刺身、生もの) お酒 ジュース ---------------------------------------------------------------- ●和菓子 Step1 商品の形状(長いものなら長いお皿)によりますが、その地域で作られたお皿(◯◯焼き、◯◯塗り)や、地域の素材(竹細工、木工など)を使うと、より雰囲気が出ます。 Step2 盛り付け時、やわらかくて箸を使用すると跡がついてしまいそうなものは手で盛り付けましょう。 ねり菓子などはヘラですくって盛った方が良いです。 Step3 商品はできるだけ完成品そのものを見せた方が良いですが、栗大福のように中に入っている具材が特長(例;粒の大きさなど)の場合は、半分に切って中を見せると良いです。 ●麺類(うどん) Step1 丼に麺を盛る際は、麺を箸でつまみ、手もしくは箸で麺の向きをまっすぐに揃えて盛る。麺の先が見えないように注意する。 Step2 スープを注ぐ際は麺が崩れないよう先に麺を入れておきます。スープを麺と丼の縁(ふち)の間から静かに注ぎます。スープは麺の量が少なく見えてしまうので、全て注がずに2割ほど残しておきます。 Step3 長ネギなどを盛り付ける場合は、彩りのバランスを考えて盛りましょう。盛り付けの最中に麺が汁を吸い、スープの量が減る事があるので適宜継ぎ足しましょう。 ●魚、干物 Step1 さんまなど細長い魚は細長い皿にのせるなど、魚の形状に合わせたお皿を選びます。 商品パッケージに記載されている規定時間に達する前に、焼きの様子を見ておくと良いです。 Step2 更に笹の葉などを敷きます。頭(かしら)付きの場合は魚の頭を左にして置きましょう。 魚は皮目を上にしても、身の方を上にしても、美味しそうに見える方でOKです。 Step3 魚の種類(味)に合わせて、大根おろしやレモンをくし切りにしたものを盛りましょう。 大根おろしは軽く絞り、手で軽く山にして醤油をほんの少したらします。 ●果物(柑橘系) Step1 自然のモノなので、器も自然の素材を使用した(活かした)ものを使うのがベストです。 Step2 商品を切って瑞々しさや実のつまり具合などを見せます。 オレンジ、みかん、グレープフルーツ等の柑橘系やキウイは、ヘタに対して平行に切ります。 Step3 カットしたものとカット前のものを並べます。ヘタのあるものはできるだけヘタを見せるようにしましょう。 ●ご飯のおとも(佃煮) Step1 佃煮などご飯のおとも系の食品は、大量に食べるものではないので、少量を盛るのに適した「小鉢」を使用。 傾斜のある器を使用すると少量に盛った食品が映えます。 Step2 ご飯の上にのせる場合は、のせる前にのせた時の完成状態のものを予め作っておき、その形のまま盛ると良いです。 ご飯にのせながら形を整えようとすると崩れてご飯の上にこぼれた場合のリカバリに手間がかかります。 Step3 皿の底に対して食品が広がりすぎないようにまとめます。 商品に含まれる具材(本映像の佃煮の場合は、小魚、ごま、鰹節)をバランスよく見せるため、予め各具材を手元に残しておき、盛りつけた後に付け加えていくと良いです。 ●おつまみ(刺身、生もの) Step1 刺身など平らな食べ物は、平たく四角いお皿にのせると商品が映えます。薬味を加えて食べるとなお良いものは、薬味をのせるための余白があるお皿を選ぶと良いでしょう。 Step2 美味しそうに切れているカットを手元に残しておいて、並べ終わる際に最も見せたい(見栄えのする)ポイントに置きます。 Step3 何かをつけて食べることを薦めるのであれば、小皿などに入れて添えると良いでしょう。 おつまみ系商品であれば、皿の後ろに徳利や酒器を置くと雰囲気が出ます。 ●お酒 Step1 升(ます)、お猪口、ぐい飲みなど、そのお酒をどのように飲んでほしいか。どう飲むと美味しいかを考えて選びます。 Step2 お酒を注ぐシーンを撮る時は、そそぐ腕をもう一方の手で支えておくと腕が震えずに美しく撮れます。 また、お猪口は小さいので寄って撮ると良いです。 Step3 原材料となったお米(焼酎なら麦や芋)などと一緒に撮ることで、より印象的に見せることができます。 ●ジュース Step1 グラスは透明のものを選びましょう。柄つきや細工のあるものは商品が見えにくくなってしまいます。 Step2 グラスに注ぐシーンを撮る場合は、注ぎ口の細い容器に移した方がそそぐ時に飲料がハネません。注ぐ時はできるだけ静かに注ぎましょう。 Step3 コップの後ろに商品ボトルを置いたり、ジュースに使われたみかん、オレンジを置くと良いです。場合によっては、コップに活けた植物があると爽やかな雰囲気が出ます。 豆知識 器はデザイン性のあるものを選ぶと料理が映えます。選ぶ時のポイントは、夏ならすずしけな色彩、デザインの器に。冬なら温かみがあり、厚みのある器するなど、季節性も考慮しましょう。 また、お皿には陶器と磁器があります。陶器は温かみのある料理。磁器は涼しげな料理に使用することが多いです。 お皿の下に敷くランチョンマットは、和紙や麻などで代用するのも食品によっては効果的なので、こうしたコーディネートもぜひ楽しみながらお選びください! 今回ご紹介した食品の盛り付け方動画を参考にして頂き、ECサイト、ネットショップの商品購入促進にお役立て下さい。 またフレイ・スリーでは、商品の販売促進動画の企画・制作やワークショップも行っております。 自社の食品の美味しい盛り付け方だけではなく、それをどのように演出すれば良いか?食品のどんなシーンを動画化すればユーザーが購入したくなるか?という動画の撮影方法を体験したいとお考えの際は、お気軽にお問い合わせください。
2019年宣伝会議2月号と、宣伝会議のwebメディア「アドタイ」に、社内エンゲージメントの向上、インナーコミュニケーションの活性化を目的とした、メットライフ生命社の動画活用プロジェクトの事例が掲載されていました。 (※参考:動画による社内エンゲージメント向上プロジェクトは、どう進んだのか?) この事例は、インナーコミュニケーションを活性化するツールとして、動画をいかに活用したかというプロジェクトの内容をかなり詳しく解説していましたが、記事をご覧になった方は、エンプロイーエンゲージメントの向上、インナーコミュニケーションの活性化において、どんなクオリティの動画が、どのように制作されているのか。また、インナーコミュニケーションという測りづらいKPIをどのように設定したのか、気になったのではなないでしょうか? そこで、この記事では、エンプロイーエンゲージメント向上やインナーコミュニケーション活性化を目的に、どのような種類の動画を制作すればよいか。また、どのようにして社内で運用に乗せられるようにすれば良いか。組織に実装していくかといったことについて解説します。 インナーコミュニケーションの活性化は、「社内で流通する情報の総量を増やす」こと アドタイの記事では、社員自らが動画を制作できるようにし、制作する動画をテンプレート化して(カット数や秒数を決め、その構成に従って動画を撮影)、動画制作のハードルを下げることや、イントラネットや社内SNSなどデジタルチャネルの活用などが、キーポイントとして挙がっていました。これらの活動は表現を変えると、「社内で流通する情報の総量を増やす」ことに他なりません。「社内で流通する情報の総量を増やす」とはどういうことか、詳しく説明していきましょう。 コミュニケーションの定義は様々ありますが、ここでは「人と人の間で交わされる情報のやり取り」と定義したいと思います。情報のやり取りの方法は、リアルとバーチャル、アナログとデジタル、言語と非言語などがあり、これらの情報のやり取りが増えるほど、コミュニケーションは密になっていきます。 この考え方をインナーコミュニケーションに移せば、「社内で流通する情報のやり取り」と表現できます。交わされる情報には、経営者の年頭挨拶、各部門の目標数値、営業のベストプラクティス、社内キャンペーン、新しく導入したツールの説明、スキルアップ研修、競合他社の動向、あまり使われていない福利厚生、新設された部署や異動・新入社員の紹介など、実に様々です。 しかし、こうした社員が知っておくべき、知っておいた方がいい情報の全てを、みなさんの会社では拾い上げ、適切なタイミングに、情報を受け取る社員がわかりやすいように流通させられているでしょうか?誰か特定の人しか情報を持っていない。特定の部門の人しか社内に流すための情報を制作できないという状況だと、これらの情報を十分に社内に流通させることができません。 そこで、流通する情報量を増やすためにできることとして、以下の3つの方法があります。 1.動画の撮り手を増やす 2.テンプレート化し、制作のスピードを上げる 3.上がってきた動画のチェック、配信スピードを上げる 1.動画の撮り手を増やす これまでは、社内に情報を発信したいと考えたら、広報部などに取材を依頼したり情報を共有したりして、社内メルマガやイントラネット、社内報などに情報掲載してもらうというのが一般的な方法でした。この方法だと、情報の作り手は広報部に限定されているため、仮に100の発信したい情報があったとしても、取材・コンテンツ作成の部分がボトルネックとなってしまいます。広報部としてもこうした業務だけに従事している訳ではなく、人員や時間の制約上、拾い上げる情報を取捨選択せざるを得ません。 しかし、メットライフ生命様が革新的だったのは、社内に情報を発信したい担当者自らが、動画を制作できるようにしたところです。 社員が自分で動画(情報)を制作して発信すると聞くと、動画制作スキルや動画編集の経験がなければできないのではないかと考えるかも知れませんが、そんな心配は要りません。私たちが運営する1Roll(ワンロール)はもとより、他にも動画制作未経験の方でも使用可能なソフトがいくつかあります。もちろん、ソフトを与えるだけでは、会社でよくある「ツールを導入しても使われない」ことになってしまいます。よくあるのは、ツール導入決定者が自分自身はその操作を行わず、別の担当者を立てて丸投げという失敗ケースです。動画をインナーコミュニケーションを活性化するツールとして使う以上、このような失敗を犯してはなりません。 このような失敗を防ぐ方法として、アドタイの記事では、ツール導入決定者が、社内浸透させるために導入担当者自らが、動画制作アプリの操作方法を一時間かけてレクチャー・トレーニングし、社員が「これなら動画が撮れる!」「自分も早くやってみたい!」と思わせるようモチベートするといったことを、しっかり手をかけて行ってきたという話が紹介されていました。そして、こうした社員のあるべき姿をKPIに代わる、CSF(プロジェクトの主要成功要因)にしていたことも印象的でした。 2.テンプレート化して、制作のスピードを上げる 次に、動画を撮れるようにするといっても、その動画制作に時間やコストがかかっていては、元も子もありません。1Rollの場合は、撮影したい動画の用途・目的に応じたテンプレート(動画を撮影・制作するための絵コンテ、音楽、映像効果が組み込まれたもの)という手法を採用し、iOSアプリで提供しています。撮影する時の注意ポイントなどもアプリで確認できるため、動画制作未経験の方でも短時間で、かつ容易にビジネス用の動画制作が可能です。 このようにテクノロジーを利用して、動画制作のハードルを下げることと合わせ、あと2つ大事なことがあります。一つは動画の再生時間を長くしないこと。もう一つは、動画制作プロジェクトのスタート時は、制作する動画の種類を狭めておくことです。まず、再生時間を長くしないことの理由を説明します。 一般的に、動画の再生時間が長くなればなるほど、その動画を撮影・編集する時間も長くなってしまいます。そうなると、情報発信以外に行うべき業務がある社員にとって、動画制作業務が重荷になり、結局動画をつくらないということになります。そのため、最初は15秒、30秒といった短めの動画から始めてみて、徐々に45秒、60秒といった長さの動画にチャレンジしていくことをお勧めします。 また、もう1つの動画制作の種類を狭めておくことについて説明します。1Rollで制作できる動画は、経営者インタビュー、部署・社員紹介、各種マニュアル、イベントレポート、ニュース番組風の動画など実に様々です。音楽やデザインの種類も豊富なのですが、種類が豊富すぎると、どのテンプレートを使用するか迷ってしまい、そこで時間を取られてしまいます。そのため、スタート時は撮影する動画の種類を少なくしておき、定めたテンプレートで制作された動画の数が増えていくと、それらの動画がお手本となり、初めて動画制作に取り組む社員の方のハードルも下がっていきます。 下図は1Rollで制作できる広報活動に活用できる動画テンプレートの一例です。 3.上がってきた動画のチェック、配信スピードを上げる 最後に、流通する情報量を増やすための社内体制について言及します。これまで紙・webを問わず、テキスト中心の情報を公開する際は、誤字脱字や不適切な表現が含まれていないかなど、一字一句チェックを行っておられるはずです。ところがこれが動画になると、チェックにかかる時間がとても短くて済みます。これは広報担当者の方、情報の校閲・チェックを行っている方には業務コストの削減にもなります。研修の意義や内容をテキストで丁寧に説明するものと、研修担当講師が研修のポイントを3つに分けて45秒で紹介する動画とでは、チェックに要する時間の差は大きく異なります。もしチェックにひっかかった場合、動画の修正にお金がかかってしまうことを心配されるかも知れません。しかし、それも動画の制作方法を工夫すれば、費用をかけずに修正することができます。この方法はこの記事の趣旨ではないため割愛しますが、よろしければ1Rollのトライアルアカウントでその機能を体験してみてください。 もう1つ大事なこととして、動画制作する方は「この動画で公開していいのかな?」「自分が撮った動画が公開されなかったらどうしよう・・・」という、クオリティについての心配をします。せっかく時間をかけて撮影したのに、公開されるかどうかわからなければ、積極的に活用したいと思うことはできないでしょう。そこで、担当者の方は必ずご自身でサンプル動画を制作し、実際に社内外でその動画を公開し、「このくらいのクオリティであれば、公開されますよ」という基準を提示する必要があります。このクオリティ基準が明示されていることも、動画の公開・チェックスピードを上げることにつながります。 ここまで解説してきた方法をまとめます。 インナーコミュニケーションを活性化するツールとしての動画を制作・活用し、社内で流通する情報量を増やすためには、大きく以下の3つの方法があります。 ◆動画の撮り手を増やす ◆テンプレート化し、制作のスピードを上げる ◆上がってきた動画のチェック、配信スピードを上げる 動画の撮り手を増やすためには、動画制作を容易にするツールと、そのツールを使う気にさせるレクチャーやサポートが必要です。ここで大事なのは、ツール導入者自らがそのツールを使って動画制作できるようになっていることです。 動画制作を容易にするためには、テンプレート化することや短尺の動画から取り組むといった方法があります。短尺の動画は結果的にチェックのコストを下げることにつながるので、以上のような取り組みが相互に関連して、社内で流通する情報量が増えていきます。 最後に肝心なことをお伝えします。 こうして制作される動画の数が増えたとしても、それを社員に見せなければ動画制作の意味がなくなってしまいます。web社内報、社内イントラ、社内メルマガ、社内SNSなどのデジタルツールがあればそれらをフル活用すること。社内報などがあればそこにQRコードをつけて動画閲覧を促すなど、情報の「出口」にあたるところの準備を忘れないようにしてください。 インナーコミュニケーションの活性化、エンプロイーエンゲージメントの向上における動画活用は、事例がまだほとんどない状況です。 弊社ではこうした未知のプロジェクトの伴走支援を、インナーコミュニケーション活性化のKPI設定、制作すべき動画の種類、社内担当者及び社員のみなさまへのワークショップなど、各社の状況に合わせて行っております。インナーコミュニケーションの活性化に取り組んでみたいとお考えの際は、ぜひご相談下さい。
近年、動画を使った動画マーケティングが見られるようになってきました。しかし、動画マーケティングはどのように活用すれば効果的か知らない方も多いのではないでしょうか。そこで、動画マーケティングのメリット・デメリットや活用法をはじめ、簡単に動画が作成できるツールなどをご紹介します。 動画マーケティングとは 動画マーケティングとは、商品や企業のマーケティングに動画を活用する手法です。近年では、モバイルデバイスの品質向上やインフラ整備により、動画コンテンツが気軽に見られるようになりました。そのため動画広告を行う企業も増え、動画広告の市場規模は2017年に1,374億円であったものが、2019年には2,322億円となるだろうと予測されています(サイバーエージェント オンラインビデオ総研/デジタルインファクト調べ)。 動画マーケティングのメリット・デメリット さっそく、動画マーケティングのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。 メリット 動画マーケティングのメリットは、たとえ数分の動画でも情報量が多いため、たくさんのことが伝えられるということです。また、文章のみの情報よりも分かりやすく、商品の大きさや使い方、料理の仕方などが目で見て確認しやすいため、あらゆる種類の動画に需要があると言えます。 さらに、文字や画像コンテンツと比べインパクトがあるため、SNSでシェアされやすく、SEO的にも有益です。動画有りの方が、検索上位が取りやすい傾向にあります。なかには、メディアにアップした動画のみが検索上位となり、メディアそのものは検索上位にならない場合もあるほど。そのため、動画を取り入れることは、PRの手法としては有益と言えます。 デメリット 動画を制作する手間がかかります。一から自社で制作する場合、それなりの時間もコストもかかることがほとんどです。また、動画は画像と違い、動きや音が必要なためクオリティーの優劣が伝わりやすいという特性があります。クオリティーを保っていければ好感度は上がりますが、面白みがないと判断されるとすぐに離脱されます。 成功する動画マーケティングとは? 2017年、本田技研工業が日本のロックバンドと有名クリエーターを起用したTVCMが話題となりました。YouTubeでも人気を集めた動画です。同年11月に行われた決算会見において、ホンダの倉石誠司副社長は新型「シビック」が好調で受注台数が1万2000台に達し、供給が追い付かないと表明しました。当動画は、車に関わりのない世代にもホンダに親しみを持ってもらうために始まったプロジェクトでした。そのため、動画が直接的に売り上げにつながったとは言えません。しかし、ホンダの戦略のなかには上記の動画の存在があり、動画の再生回数からも多くの反響を得ることができた成功事例と言えます。 今回のホンダの動画で学ぶべき点は、「Go,Vantage Point.(見晴らしのいい場所へ)」というコンセプトを明確にしたことです。コンセプトがしっかりとしていることで、企業が伝えたいメッセージが見ている人に届きやすいのです。また、その内容も話題性がありました。車が疾走する際の躍動感と楽曲の持つパワーが相乗効果を生んだ点は成功のポイントでもあります。 自分たちがイメージする動画を簡単に作ることができれば、動画マーケティングもさらに活性化することでしょう。そこで簡単にすてきな動画が作成できるツールを紹介します。 おすすめ動画制作アプリ「1Roll for Business」 動画制作アプリ「1Roll for Business」は、豊富なテンプレートを活用することで簡単に動画が作成できるツールです。作成の仕方は至ってシンプル。プロの映像作家監修の動画テンプレートのなかから、どのような伝え方をしたいのかを念頭にテンプレートを選んでいきます。あとはテンプレートに添って撮影し、公開場所を選ぶだけ。細かい編集の必要がなく、動画制作経験のない人でもビジネスに活用できるクオリティーの高い動画が制作できます。 成功する動画マーケティングをして売上UP! さまざまなマーケティング手法を使っても、商品の認知にうまく結び付かなかった場合、もしかしたらそれは商品の良さをアピールしきれていなかった可能性もあります。動画ならばこれまでにない動きのあるPRができるので、試してみてはいかがでしょうか。2020年からは5G通信も開始し動画は必要不可欠となります。上手に動画マーケティングを活用して、自社製品の認知・売り上げアップにつなげましょう。 参考: 1Roll for Business|株式会社フレイ・スリー